上野千鶴子 (主婦の友社, 2022)
番組を見逃していたので、いちど読んでみたいと思っていました。
上野先生の思索の系譜が、すとんと腑に落ちました。
「安心して弱者になれる社会をつくりたい」という
この書籍のサブタイトルとして掲げられた課題を、
次代が継承して、格闘していく必要があります。
労働を、paidとunpaidにわけたところから、
家事や育児や介護の価値をすくいだすアプローチは、
一見すると、かえってmoneyの論理にからめとられてしまうように感じることでしょう。
だから、この評価軸自体を転換・転倒していくアプローチも
思考し実践していかなければならないのだと思います。
ハッピーを目指す道行きこそがハッピーであること。