福島訪問記 6 of 6

福島プロジェクト

こんにちは!

3回の津田勇馬です。

3/10〜3/12に福島に行ってきました!

その中でも、最終日の相馬焼を作っている松永窯の

松永さんのお話について書きます。


お話を聞く前に陶芸体験!

陶芸初めての人もいれば2回目の人もいました。

みんな、個性が溢れまくった作品になったので届くのが楽しみです!


で、本題!

まず、松永さんが作っている相馬焼の説明。

相馬焼は①馬の絵②ひび割れ③二重構造の3つの特徴があります。

二重構造を見た時は何の意味があるか全く分からず

デザインだと思ってたんですけど、それが違うんです!

二重にすることで、なんと

お湯が冷めにくいや熱くても持てるという利点があるんです!

デザイン性もあり利便性も良い焼き物なんです。


この相馬焼は

福島第一原発事故により、避難指示が出た浪江町の名産でした。

そこで松永窯を開いていた松永さんのお話です。

震災時、浪江町の工房におられ、

地震で焼き物が倒れたが、

翌日のお客様のために無我夢中で並べ直していたらしい。

そして、安全と言われていた原発から100キロ離れるため急いで避難。

無事避難をし、避難生活に。

仕事がないため、仕事を探し、

その後、陶芸をするため

プレハブ、そして現在の立派な工房を作られた。

徐々に浪江町の方に戻れるようになっているため、

浪江町で製作活動をしたいという思いと立派な工房を西郷に建てたという葛藤。

「カールと空の家」みたいに風船で建物を移動できたらなぁって。

これが復興と共に進んだ松永窯の再興物語。

まだまだ続いていきそうです。


松永さんを含め、今回お話しした方々全員、

一言で言うと「非常にタフ」。

非常に酷い経験をして、今でも思い出すことや話したくないなどの思いがあると思う。

目に涙を浮かべながら話している方もおられました。

経験を乗り越えるのではなく、

共に進んでいくというイメージのほうが強かったです。


うかがった震災体験を風化させないためにも、

身近な人から伝えることが大切だと思いました。

他のプロジェクトにも活かして行きたいと思います。

 (津田勇馬)

Copied title and URL