『自己正当化という病』

本と出合う

片田珠美・著 祥伝社, 2023


いくつかの概念が心に留まりました。

「暗点化」=scotomisationという「否認」のありかたに関しては

ラカンが論じているようですが、現代社会の病理を描くときに

参考になりそうです。

そして第3章で説明されている

「ゲミュートローゼ」(良心の欠如とでも申しましょうか)は

事の大小はさておき、この状況をデフォルトだとかんがえて

コミュニケートしていくことが求められるのであろうと

思いました。

Copied title and URL