こんにちは!
近藤ゼミ3回生の近藤壮太、松本美々芳、橋倉丈樹です。
私たちは6月22、23日に福井県高須集落に行ってきました。
目的は、休校(事実上の廃校)となった高須城小学校が
実際に避難場所として使えるのか、
加えて実際に過ごしてみることで
どんな困難があってなにが必要になるのかを確認し、
2日目に現地の方々にお話するというものでした。
小学校についてからまず、安全に一泊できる準備をするため、
みんなで力を合わせて小学校の教室を掃除しました!

床を掃いてぞうきんがけをしたのですが、
しゃがんで拭く作業がなかなかハードで、
小学生の頃はこれを元気に毎日やっていたんだなあと
時の流れを感じました…。

掃除が一段落した後、
小学校の宿泊体験において
段ボールベッドが災害時にどれほど使えるのかを検証するために
段ボールベッドの設置も行いました。
その際、組み立て競争を行ったのですが、
大人四人が本気で組み立てると、1分17秒で組み立てられることが
分かりました! (実際の避難所でそんなに急かされる機会は
なかなか無いとは思いますが…。)

教室の掃除をした後は、
住民の方々に防災用ヘルメットを配る班と、
集落センターで夕飯を作る班に分かれて活動しました
防災用ヘルメットを配る班では、
集落で暮らされている住民の皆さんのお宅を一軒一軒訪問させていただき、
手渡させていただきました。

私が思っていたよりも集落は広く、坂も多かったため、
ヘルメットを配り終えたころには足がパンパンでヘトヘトでした!(笑)
それでも、住民の皆さんとお顔を合わせて
お話しすることができてよかったです!
(近藤壮太)
夕飯を作る班では、集落センターのキッチンをお借りして、
豚汁とキムチ鍋、白いご飯を調理しました。

調理器具やお皿、電気、ガス、水道があり、
炊き出しなどを作るには十分な場所でした。
炊飯器ではなく、鍋でお米を炊くのは初めてでしたが上手く炊けたと思います!
(松本美々芳)

夕飯後、男子は高須城小学校に、
女子は集落センターに宿泊し、1日目の活動を終えました。

実際に小学校に宿泊してみると、
日中の最高気温が30℃を超えていたのに、
夜から降り始めた大雨の影響からか
夜寝るときに寒く感じたことや
休校となってから15年以上経過しているため
埃っぽさや建物自体の傷みもあるため、
ご高齢の方が多い集落の避難場所とするには
(橋倉丈樹)
段ボールベッドで寝るのは初めてでしたが、
思ったよりも快適で体が痛くなることはありませんでした。
夜の寒さに対しては、割れ物などを運送するときに
梱包材として使われるクッション材である「プチプチ」を身体に巻いたり、
布団のように掛けたりすることで凌ぐことができました。
(むしろ、汗をかくくらい暑くなりました。)
1泊だったので楽しく過ごせましたが、
長期間に及ぶ避難生活を想定すると辛い環境であると感じました。
(近藤壮太)

集落センターに泊まった感想としては、
水道もトイレもあったので特に不自由はなく、
快適に過ごせました。私は集落センターにあった座布団と、
持参していた上着をかけて眠ったのですが、
座布団は頭のほうに二枚、胴体のほうに一枚で、
足はなにも敷かず畳に放り投げて眠るのが一番快適でした。
それぞれの好みで調整できそうです。
ただひとつ予想外だったのはとても寒かったことです。
冬にはたくさんの雪が降る地域でもあるので
寒さ対策は重要なポイントであるなと感じました。
(松本美々芳)
2日目は、高須集落の防災訓練に参加させていただいた後、
防災交流会にて宿泊した感想を共有させていただく予定でしたが、
大雨の影響によって訓練は中止、早めの帰阪となりました。
今回やり残したことは、次回以降の訪問で必ずやり遂げたいです!

次の訪問予定は、7月下旬ごろで、
ジャガイモの収穫作業を手伝わせていただく予定です。
高須集落の皆さん、2日間お世話になりました!
今後もよろしくお願いいたします!

(近藤壮太、松本美々芳、橋倉丈樹)