サイパンのジャングルに逃れながらも、
両親が次々と撃ち殺され、弔いもできなかった娘さんが、
戦争が終わってから日本で家庭を築き、
子宝に恵まれ、90を超えるまで生き抜いていたことを知り、
あたまがさがる思いがしました。
わたしはバンザイクリフには足を運んだことがありませんが、
やはり一度現地に赴き、手をあわせたいと思いました。
ひとりひとりのいのちとマクロな戦局を両側面で描いた、
貴重な番組だったと思います。
(番組サイトから)
太平洋戦争の3年8か月を、当時の日記や手記から追体験するシリーズ。
第4回は市民の犠牲が急増した1944年。
1万の住民が犠牲となったサイパン島の戦いを、
14歳の少女の手記からたどる。この年、本土空襲が本格化、
戦火が市民に及ぶ。追い詰められた日本は、
人間を兵器にする「特攻」に踏み出す。
その犠牲となった若者たちは、みずみずしい感性で、
思いを書き残していた。
市民の生活はいかに戦争に侵食されていったのか。