『疲労社会』

本と出合う

ビョンチョル・ハン 著  横山 陸(訳)   花伝社, 2021


主体が、欠乏のなかを延々と生き続けて、やがて燃え尽きる、

という見立ては、なるほどなと思いました。

「最終目標に到達したと意識されることは一度もない」という

資本主義社会としての黙示録…。

アガンベンを批判的に読むという構えが堅持されていますが、

ところどころ、アガンベンの読みかたとして、それが適切なのか疑問符がつきました。

また、再読したいと思います。

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