学生執筆:日吉台・防災福祉連絡会

防災福祉プロジェクト

こんにちは!

近藤ゼミ3回生の山根奏楽です。

私は9月28日に高槻日吉台で行われた防災講演会に

参加させていただきました。

そこで、防災講演会の様子についてお伝えしようと思います!


今回は、近藤先生が高槻市の日吉台に住む人たちに向けて

防災情報の大切さやゼミで行っているプロジェクトについて

お話しされていました。

普段私たちが授業として聞く専門的な話とは一味違って

住民の人達に向けた先生の講演はなんだか新鮮で、

普段防災について関りの少ない人にどのように防災への意識を

訴えるべきなのか考えることが出来ました。

防災講演会を行う近藤先生

会場の様子


今回の講演のテーマは

「いのちのぼうさい ~広げよう、“まなび愛”の輪~」

「いのち」とはなにか、「まなび愛」にはどのような意味が

込められているのかについて学ぶことが出来ました。

「いのち」には、生死を表す「生命」のほかにも、

衣食住が整えられた環境で暮らす「生活」

将来のために歩む「人生」、あわせて3つの

「いのち」があります。

もちろん、災害が起こって生き抜くことが最優先ではあります。

しかし、「生命」が守れていても「生活」整っていなくては

災害関連死に陥ってしまう。

また、その場しのぎで「生活」しては、長い「人生」苦しくなってしまう。

私も、災害から身を守るための防災を見直そうと思いました。


そして、突然ですが、みなさんは

「現時充足性」

「互換可能性」

「トポフィリア」

という言葉を聞いたことがありますか?

「現時充足性」とは、

かけがいのない今を意味する言葉です。


あなたは、自分の大切な人と喧嘩したまま謝れないでいませんか?

また、日頃の感謝はきちんと伝えられていますか?

明日が来るということはあたりまえではありません。

明日突然、大切な人を失ってしまうかもしれない。

そこで、自分の想いを言いそびれて、後悔しないために

かけがえのない今を大切にしなければならないのです。

私は、講演会でこの話を聞いた際に

家に帰ってから、親に、いつも美味しいごはんを作ってくれてありがとうと

感謝の気持ちを伝えました。


「互換可能性」は

お互いの視点になって物事を捉えることを表しています。

大ヒット映画「君の名は」のように、相手の立場になることで

新たな発見や気づきが生まれる可能性があります。

自分の立場から相手に訴えるだけではなく、

ときには相手の視点になってみるのも大切だと感じました。


「トポフィリオ」とは、

「ふるさとに対する愛着」を表現する言葉です。

普段から地域に対する愛着を抱いている人達で街が溢れていれば、

地域のコミュニティが活発になるのではないでしょうか。

このことで、その街はもし災害に見舞われたとしても

「自助」だけでなく「共助」のちからを発揮して

被害を減らすことができると思われます。

以上のことから、災害を「我が事」として捉えるのではなく

「我々事」として捉える「まなび愛」の精神を忘れずに

今後の防災について考えようと思いました。


最後になりましたが、

ここで私が日吉台の方々に向けて詠んだ

防災川柳を発表したいと思います。

「防災は 知識が宝 身を守ろう」

防災というのは、知識があるか、ないかで被害が大きく異なると思います。

知っているつもりでも、実は知らないことはたくさんあると

3年間関西大学社会安全学部で感じています。

そこで、これからも知識を深める「まなび愛」な交流を通じて、

防災にとっての宝物をたくさん手に入れたいと思っています。

みなさんも一緒に防災知識を深めていきましょう!

(山根奏楽)

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