こんにちは!
近藤ゼミ4回生の三枝千夏です。
9月27日(土)、
高槻市日吉台地区で行われた日吉台防災福祉連絡会で
「捕らぬ狸の皮算用」演習を開催しました。
今回のテーマは、
「できる/できないはさておき、
あったらうれしい災害時の連携先を考えてみる」です。
南海トラフ地震では、大規模な被害が想定されており、
地域外からの支援が思うように届かないことが懸念されています。
だからこそ、まずは近隣同士で助け合い
支え合うことが大切です。
演習では、
- その連携先があればどんなことが可能になるのか
- 平常時からも関係を築けるかどうか
- 相互に助け合う形はどんな姿か
を想像しながら意見を出し合いました。

「広い駐車場のあるあのスーパーとつながれたら、
たくさんの人が車で避難生活をすることができるのでは?」
「お酒や甘いものって“心の支え”やし、
酒屋さんやお菓子屋さんとも連携できたらなぁ…」
「お寺には畳も説法もあるし、
避難所+心のケアの場になるんちゃう?」
といったユニークなアイデアが次々に飛び交い、
会場は笑い声と前向きな空気に包まれました。
「防災ってしんどいなあ」と思ってしまうと続きませんが、
こうして楽しく前向きに考えられると、
自然と防災が身近に広がっていくのではないかなと感じました。
さらに近藤先生からは、
滋賀県草津市と群馬県草津町が“同じ名前”をきっかけに連携していて、
群馬県草津町で災害が起きたとき滋賀県草津市がすぐに連絡した
という事例も紹介されました。
「高槻もそういう相手の街があれば面白いなぁ」
という話題でまた盛り上がりましたし、
名前が同じという偶然やちょっとしたきっかけが、
地域と地域の支え合いにまで発展していくのって素敵だなぁと感じました。

「ないものさがし」ではなく、「あるものさがし」へ。
身近にある資源や人とのつながりに目を向けることで、
防災の輪がさらに広がることを実感することができました!


災害時だけ頼るのではなく、平常時から支え合い・助け合うことで、
いざというときも自然に「助け合いの精神」が生まれるのだと思います。
私自身も日常のつながりを大切にしようと思えた演習でした。
最後に、このような場を作ってくださった近藤先生、
そして日吉台防災福祉連絡会の皆様、ありがとうございました!
(三枝千夏)

