本と出合う

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『たまふりの人類学』

石井美保・著 (青土社, 2022) ここ半年を振り返るなかで、 いちばん心がふるえる本だったと思います。 地球という、閉じられた球のなかで、 大地に根を張りながらも飛翔する思考を育んでいらっしゃることに ...
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『「問い」から始まる哲学入門』

景山洋平 光文社, 2021 新書版なので、大事なことがぎゅうぎゅう詰めになっている感じがしました。 ぜひ、チャプターごとに1冊、書いてほしいと思います。 マルクス・ガブリエルの新実在論について批判的に言及してい...
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『生きることの意味を問う哲学』

森岡正博対談集 青土社, 2023 反出生主義に関して、学びました。 この考えは、「だれが」の部分を明確にして語る必要がありますね。 「自分が」生まれてこなかったほうがよかったという観点と、 「人類が」存在...
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『人間がいなくなった後の自然』

カル・フリン(著) 木高恵子(訳) 草思社, 2023 ひさしぶりに良著にのめり込みました。 人類の絶滅以降の姿から、人類の哲学を模索する旅です。 反出生主義に関して思考していますが こういうアングルからも...
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『病気と治療の文化人類学』

波平恵美子・著 筑摩書房, 2022 (1984年に海鳴社から発刊) eticな視点だけではなくて emicな視点から、ものごとをまなざすこと。 いまの時代にこそ、求められるのではないかと思います。 古典の...
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『世界の大災害』

金子史朗・著 中央公論社, 1988 すこし古い本ですが、再読しました。 桜島の大正噴火災害の記述の確認と、 そして、モン・ペレー噴火災害の記述の確認です。 しかし、p303「広い視野のなかで」とい...
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『孤独は社会問題 孤独対策先進国イギリスの取り組み』

多賀幹子・著 光文社, 2021 ひとつひとつの取り組みはささやかであったとしても それらが重層的に折りあげられて 社会のセーフティーネットが構築されていきます。 イギリスの事例は、どれも参考になるものでし...
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『大分断 教育がもたらす新たな階級化社会』

エマニュエル・トッド  大野舞・訳  PHP研究所, 2020 トッドのマクロン批判は、的を射ているように思えます。 しかし、そうなると、次のフランスの政権は どこに向かうのか、その点が気掛かりです。 ...
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『ニーチェはこう考えた』

石川輝吉・著 (筑摩書房, 2010) p.171 わたしたちが意識するすべてのものは徹頭徹尾、まず、調整され、 単純化され、図式化され、解釈されている。 ニーチェを、読もう。
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『新版 ガラスのうさぎ』

高木敏子・作 武部本一郎・画 子供の頃に読んだ作品ですが どのようなストーリーだったか、 全く記憶に残っておらず、 このたび、しっかり再読したしだいです。 東京大空襲の描写は、「思い出した」と...
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