本と出合う

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『命のスケッチブック』

語り・中谷加代、構成・文・小手鞠るい 静山社, 2022 親の立場で読みましたが、身につまされる内容でした。 犯罪被害・犯罪加害について、 我が身に引き寄せて考える機会が少ない社会において この問題は、ずっ...
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『自己正当化という病』

片田珠美・著 祥伝社, 2023 いくつかの概念が心に留まりました。 「暗点化」=scotomisationという「否認」のありかたに関しては ラカンが論じているようですが、現代社会の病理を描くときに 参考...
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『無情の神が舞い降りる』

志賀泉・著 筑摩書房, 2017 再読しながら、また胸をあつくしていました。 2017年に出版されていたんですねえ。 「人が町を記憶しているように、町が人を記憶している。」 このフレーズに込められた...
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『一杯のおいしい紅茶』

ジョージ・オーウェル 著、小野寺 健(翻訳) 中央公論新社, 2020 『動物農場』ウクライナ語版に対する「序文」があったので つい手にとって完読してしまいました。 オーウェルが、これほどまでに生活に関する文章を...
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『いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識』

荻上チキ・著 PHP研究所, 2018 基礎データ満載で、とても参考になりました。 閉塞した時代ですから「いじめに関する教育」というジャンルが 適切に、存在感を増すようになるとよいですね。 生徒手帳作戦も、参考にし...
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『自由の奪還 全体主義、非科学の暴走を止められるか』

アンデシュ・ハンセン他・著 大野和基・インタビュー編 PHP研究所, 2021 多忙にかまけてツン読状態でしたので、ようやく読みました。 良著でした。知のエッセンスが詰まっています。 p.206 compassi...
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『災害支援手帖』

荻上チキ・著 (木楽舎, 2016) ゆえあって再読しました。 災害支援訓練のアイデア。 確かに、「助け合い」の気運を高める糸口になりそうですね。 取り組みのアイデアを伝えるうえで この本の「まとめかた/編集...
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『徹底討論 問われる宗教と“カルト”』

島薗 進・釈 徹宗・若松英輔・櫻井義秀・川島堅二・小原克博(NHK出版, 2023) 錚々たるメンバーによる対談集です。 宗教や信仰という構えの「尊さ」と「あやうさ」に関して、 より多くの人が学び直していく必要があります...
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『ディープフェイクの衝撃 AI技術がもたらす破壊と創造』

笹原和俊(PHP, 2023) こうした書籍が5年後には、 これがもう昔話になっているのだろうなと思いながら しかし読まずにはいられませんでした。 インフォカリプス。 人類の「定向進化」のなせるわざな...
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『ウイルス学者の責任』

宮沢孝幸・著 (PHP研究所, 2022) 第5章「研究者として大切なこと」が とても良かったです、もうすこし早く読んでおけばよかった、、、 いばらの道だったのだろうと思いますが、 自身の好奇心・探究心に対して、 ...
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