本と出合う

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『いいね!ボタンを押す前に ジェンダーから見るネット空間とメディア』

李美淑ほか・著(亜紀書房, 2023) タイムリーな本が出ました。 現在の課題、現象をよくとらえていると思います。 最終章でアーレントの複数性のコンセプトに落着させていますが ネット社会は価値相対と多数性の原理に駆...
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『くじ引き民主主義 政治にイノヴェーションを起こす』

吉田 徹・著(光文社, 2021) 民主主義の限界と制約と可能性を知るためにも こうした著作にふれておくことが必要です。 歴史や類型に関して、コンパクトにまとめてくれています。 日本の選挙制度や政党政治に関しても ...
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『非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現実から』

及川 順・著 (集英社, 2022) 豊富な取材をもとに、 アメリカの分断社会の現実を描いています。 科学に対する信頼が底抜けしてきていることは コスパ思想からも説明できそうです。 結論だけを素早く手にしよう...
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『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』

鳥海不二夫・山本龍彦・著 (日経BP, 2022) インフォメーション・ヘルスを考えるというアプローチ、 とても参考になります。これは、再読の価値のある1冊です。 もちろん、社会的なダイナミズムのなかで 情報空間の...
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『日本人はなぜ科学より感情で動くのか 世界を確率で理解するサイエンスコミュニケーション入門』

石浦章一・著(朝日新聞社, 2022) サイエンス・コミュニケーションの入門書です。 入門書ですので、これをふまえて、 学生のみなさんはさらに思考を深めていく必要があります。 専門家と非専門家のコントラストは ...
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『データ管理は私たちを幸福にするか 自己追跡の倫理学』

堀内進之介・著(光文社, 2022) しっかりおさえておきたいなと感じていたことを しっかりおさえておける本に、ひさしぶりに出会えました。 この本は、再読してみたいと思います。 測定されるからこそ管理されてしまう ...
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『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』

竹内 薫(著) 光文社, 2006 すでに33刷なんですね、ずっとまえに読んだ本ですが たまたま手にとる機会があり、再読しました。 科学とは、壮大なる仮説の体系であることを 忘れがちになっているような状況も散見され...
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『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』

斉藤 淳(SBクリエイティブ, 2023) 通読しましたが、タイトルと中身に、若干、ミスマッチを感じました。 それはさておき、知に対して謙虚に構えることが大切ですね。 その点に関しては、まさに同感です。
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『アメリカの高校生が学んでいる経済の教室』

デーヴィッド・A・メイヤー(著)、桜田直美(訳) SBクリエイティブ, 2022 タイトルのとおりの内容なのですが、 しかし、たっぷり充実した内容だと思います。 たとえば p253 に記述がありますが GDPは、ア...
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『世界滅亡国家史』

ギデオン・デフォー(著)、杉田 真(訳) サンマーク出版, 2022 なんともいかがわしくて、おもしろい本でした。 48か国の栄枯盛衰がまとめられていますが 一気に読み終えてしまいました。 絶滅のアングルからみた人...
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