本と出合う

本と出合う

『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版』

吉川浩満・著(筑摩書房, 2022) 500頁におよぶ大著ですが、一気に読むことが出来ました。 本編が知的刺激を喚起して下さることは間違いありませんので 備忘録は、大澤真幸さんの「あとがき」に関して。 p506~ ...
本と出合う

『終わりなき日常を生きろ』

宮台真司(筑摩書房, 1999) 何度目でしょう、この著作を読んだのは。。。 確認したかったのは、以下の諸点。 =========================== p164 恋愛も宗教も全面的包括要求で等価にな...
本と出合う

『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』

ブレイディみかこ・著(筑摩書房, 2017) 花々(人々)のいのちに宿されている生命力が、 ただもう爽快で、エネルギッシュで、 はかなくもあり、いとおしくもある。 そんなことを感じさせてくれる、うれしい1冊です。 ...
本と出合う

『増補 図解 いきなり絵がうまくなる本』

中山繁信・著(角川書店, 2021) なんというか、実直な本です。 たまにこうした著作に接すると なぜかしあわせな気持ちになるのでした。 日々精進。
本と出合う

『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか 現代の災い「インフォデミック」を考える』

片岡大右・著(集英社, 2023) 「インフォデミック」というキーワードが タイトルにあることをふまえて、一読してみました。 単に事実関係をまとめるならば、2頁ほどで済みそうな内容でした。 しかし事実関係を認定する...
本と出合う

『いいね!ボタンを押す前に ジェンダーから見るネット空間とメディア』

李美淑ほか・著(亜紀書房, 2023) タイムリーな本が出ました。 現在の課題、現象をよくとらえていると思います。 最終章でアーレントの複数性のコンセプトに落着させていますが ネット社会は価値相対と多数性の原理に駆...
本と出合う

『くじ引き民主主義 政治にイノヴェーションを起こす』

吉田 徹・著(光文社, 2021) 民主主義の限界と制約と可能性を知るためにも こうした著作にふれておくことが必要です。 歴史や類型に関して、コンパクトにまとめてくれています。 日本の選挙制度や政党政治に関しても ...
本と出合う

『非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現実から』

及川 順・著 (集英社, 2022) 豊富な取材をもとに、 アメリカの分断社会の現実を描いています。 科学に対する信頼が底抜けしてきていることは コスパ思想からも説明できそうです。 結論だけを素早く手にしよう...
本と出合う

『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』

鳥海不二夫・山本龍彦・著 (日経BP, 2022) インフォメーション・ヘルスを考えるというアプローチ、 とても参考になります。これは、再読の価値のある1冊です。 もちろん、社会的なダイナミズムのなかで 情報空間の...
本と出合う

『日本人はなぜ科学より感情で動くのか 世界を確率で理解するサイエンスコミュニケーション入門』

石浦章一・著(朝日新聞社, 2022) サイエンス・コミュニケーションの入門書です。 入門書ですので、これをふまえて、 学生のみなさんはさらに思考を深めていく必要があります。 専門家と非専門家のコントラストは ...
Copied title and URL