学生執筆:関西民放NHK連携プロジェクト 和歌山串本町の訓練に参加!

和歌山

こんにちは!

近藤ゼミ4回生の森合一樹です。

11月2・3日に

和歌山県串本町で行われた

関西民放NHK連携プロジェクト

(NHK大阪・和歌山放送局、サンテレビ、毎日放送、

朝日放送、テレビ大阪、関西テレビ、読売テレビが参加)に

近藤誠司先生、大学院生のお三方、私で参加してきました。

そもそもこの連携プロジェクトは

阪神・淡路大震災が発生して30年を迎えるにあたり、

震災の経験を継承し、これからの災害において

一人でも多くの命を守るための災害報道を目指して

昨年立ち上がったプロジェクトです。

今回は、紀伊半島の最南端、和歌山県串本町で、

おもに住民さんの避難訓練や、

住民さんや町役場職員の方と報道関係者との意見交換、

そして放送局同士の意見交換が行われ、

私たち近藤ゼミ生も参加してきました。

まず避難訓練では、

町の防災行政無線から地震発生と

津波から逃げるため避難を呼びかけるアナウンス

(こちらも各社アナウンサー監修のもと、今回特別に録音されました)が

町内一斉に流されました。

続いて津波から逃れるため、

報道関係者と住民の方が一緒に高台へ避難しました。

串本町は

南海トラフ地震が起きた場合、

地震発生から2~3分で津波が沿岸に到達し、

最大では20m近い津波が襲来すると想定されており、

垂直避難=いかに早く高いところへ避難するかが

いのちを守るカギとなっています。

今回は、私も住民の皆さんとともに、

JRの線路を渡ったあと

海抜30mほどの運動公園につながる階段を上りました。

この階段は津波避難用に森の中に整備されていますが、

頂上まで200段近くあり、

大学生の私でも上まで登るのに息が上がってしまいました。

今回の訓練参加者は高齢者の方も大勢いらっしゃいましたが、

周りの助けがないと頂上まで登り切るのが難しい方もおり、

実際の避難の際の課題が浮き彫りになりました。

また、今回は車を使った避難実験も同時に行われましたが、

こちらも液状化や塀の倒壊、渋滞など

道路状況に大きく左右されることが改めて分かりました。

続いて、訓練を踏まえた住民と報道関係者の意見交換、

そしてそれを踏まえた報道関係者同士の意見交換が行われました。

活発な意見交換行われましたが、その中の一部をご紹介します。

報道関係者から住民さんへの質問として、

「来たる災害についてどのように報道してほしいか?」

との質問がなされました。

その際には「希望のある、前向きな報道をぜひお願いしたい」

との声が上がりました。

また、「非常時では、各社が連携して報道を行ってもらえないか?」との

斬新な意見もありました。

報道関係者だけの意見交換でも、

地域ごとの実情を学び課題を知ることで

報道のスタンスは変わっていくはずなので、

住民の方が希望を持てるような報道を

災害時だけでなく平時から目指していきたいという

前向きな意見が上がりました。

南海トラフ地震などの災害に対する

様々な情報が行政などから発表されていますが、

実際私たちがそれらを理解し活用できているとは限りません。

今回は、津波避難の「串本モデル」をつくる最初の段階ではありますが、

いのちを守る報道のためにどのような進展があるのか

私たちも注目していきたいです。

そして近藤ゼミの各プロジェクトでも、

関わってくださっている皆様の背中を押してあげられるような

災害情報の伝え方をこれからも実践していきたいです。

12月にも今回の訓練を踏まえたシンポジウムが串本町で開かれます。

ぜひ皆様もこれからのNHK・民放連携プロジェクトにご注目ください!

近藤ゼミ4回生

森合一樹

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