学生執筆:震災13年 福島訪問記

福島プロジェクト

こんにちは! 近藤ゼミ3回生の足立楓奈と井尻優香です。

私たちは3月11日に福島県の西郷村にある羽太小学校に訪問してきました。

福島県西郷村は寒く、雪が少し残っていました。


2024年3月11日、東日本大震災から13年目を迎えました。

羽太小学校では、午前中に、小学生と共に道徳の授業を受け、

「どうするべきか」「どう思ったか」などを考え、

小学生と大学生で意見を交わしました。

「ふくしま道徳教育資料集 第1集、2集、3集、小学校版」の中から

選択された資料を用いて授業を行いました。


1年生は「おむかえ」という資料を用いて授業が行われました。

授業を通して自分が家族の愛情によって守られていることに感謝し、

家族を大切にしたいと改めて思いました。

2年生は「あいづの三なき」という資料を用いて授業が行われました。

災害時は自分のことでいっぱいになってしまいそうですが、

相手の立場になって親切にすることも忘れないようにしたいと思いました。

3年生は「がんばらやんばい」という資料を用いて授業が行われました。

この授業で、自分たちの生活を支えている人々や、

お世話になった人々を尊敬し感謝することの大切さを学びました。

災害発生後のライフラインが止まった状態での生活は、

一人の力ではなかなか乗り越えられない厳しい状況です。

しかし、周囲の人と助け合うことで困難も乗り越えられる、

そのようなことに気付かされる授業でした。

4年生は「クリスマスのおくりもの」という資料を用いて授業が行われました。

他人の痛みに共感し、思いやりの心を持って行動する必要性を感じました。

5年生は「『までい』の牛」という資料を用いて授業が行われました。

放射線問題に立ち向かい、力強くたくましく生きている人々の姿を見て、

社会のために奉仕しようと強く思いました。

6年生は「外国からのメッセージ」という資料を用いて授業が行われました。

高学年になると、授業内容もレベルが上がり、

私たちも難しいと感じるような内容でした。

さまざまな社会現象の中で、

よりよい社会を作るにはどうすればよいのかを考えさせられる授業でした。


どの学年の授業も難しく、考えさせられるお話ばかりで、

児童と意見を交わすことで、私たち大学生もたくさんのことを

学ぶことができました。


午後からの全体の防災授業では、

児童だけでなく、保護者の方や地域の方にも参加していただきました。

この写真はみんなで建てた防災テントを体験している様子です。

6人が横並びで寝転んでも窮屈ではない広さで、

仕切りもあるので、難所で周りが気になるという方でも

安心して過ごしていただけるかなと感じました。

テントの建て方も今回教えていただいたので、

もし避難所で使う際は私たち大学生が率先して行動したいと思います。


大倉校長先生がご用意してくださった

福島県限定のうまい棒を食べ損ねてしまったので、今度訪れた時は食べたいです!( ;  ; )

来年度はメンバーが変わり、新しいメンバーも迎えるので、

本年度よりも一層、防災授業の中身を濃くし、

児童がどのように行えば自分事として防災を考えてくれるのかを

追求していきたいと思います。


このプロジェクトを行うにあたっていつも大変お世話になっている

松永さん、大竹さん、石山さん、大倉先生、この場をお借りして感謝申し上げます。

いつもありがとうございます!!

この御恩をお返しできるよう、これからも私たちは防災について考え、

発信し、発展させていきたいと思います。

関係者の皆様、これからもよろしくお願い致します!!

(足立楓奈、井尻優香)

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