『アメリカの高校生が学んでいる経済の教室』

本と出合う

デーヴィッド・A・メイヤー(著)、桜田直美(訳) SBクリエイティブ, 2022

タイトルのとおりの内容なのですが、

しかし、たっぷり充実した内容だと思います。

たとえば p253 に記述がありますが

GDPは、アメリカが、「どれくらい戦争する体力があるか」

を知るためにつくった指標であることなど

ベーシックな情報も網羅されています。

日本の教科書には記載されているでしょうかね。。。

p368 には、「ヨーロッパの失点はアメリカの得点だ、

ヨーロッパの高い税率のおかげで、アメリカは人的資本を

着々と増やしている」と明記。

さすが、アメリカ、実学ですね。

p375 以降の、デーヴィッドとコートニーの挿話に対して

これを楽観的に過ぎるものとして首肯できない人は多いと思います。

コモンズの問題に関しては、未来を生きる若者のために

さらに記述を増やして頂くとよいかもしれませんね。

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