『忘却にあらがう 平成から令和へ』

本と出合う

東 浩紀・著(朝日新聞社, 2022)

時評をまとめた好著。

最初のほうでは、読み進めていると、

これほどまでの知の巨人であってしても、

これほどまでに凡庸なことを言うしかないのかと、

ちょっとたじろいでしまいます。

しかし、読み進めていくと、氏の懐の深さを思い知ることになるでしょう。

p279

わたしたちはみな孤独に傷ついているけれど、

同時にその傷を通して繋がることができる。

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