森岡正博対談集 青土社, 2023
反出生主義に関して、学びました。
この考えは、「だれが」の部分を明確にして語る必要がありますね。
「自分が」生まれてこなかったほうがよかったという観点と、
「人類が」存在しなかったほうがよかったという観点があります。
(そして、それが交わります)
最近、地球を騒がせている、ある国のリーダーなどは、
大きな意味で、反出生主義に加担していくことになると感じています。
土壇場で、やはり、ついに「核のボタン」を押してしまうのではないか。
彼にとって「くだらない世界」は、もはや存在しないほうがよいのだからと。
第5章の、アカデミズムとのかかわりかたが
とても参考になりました。
バランスをどうするのかはさておき、いずれにしても、
自分なりの深さと精度をもって、真摯に「問い」に
向き合っていこうと思い直しました。