こんにちは!
近藤ゼミ3回生の山名です。
福島訪問2日目は、防災交流会のあと、
白河市の葉ノ木平に足を運びました。
葉ノ木平は、12年まえ、
東日本大震災時の地震の揺れによって
住宅の裏山の斜面が崩壊し、地すべりによって13人もの命が奪われるという
被害を受けた地域です。
私たちは慰霊祭に参列した後、
自治会長さんにお話を聞くことができました。
最初は何が起きたか分からなかった、
生き埋めとなっている人がいる以上むやみに重機が使えず、
自衛隊による救助を要請したが
近くの自衛隊は沿岸部に出動しておりすぐに来てくれなかった、など、
12年経った今でもその当時の光景が目に浮かぶくらい
詳細に語っていただきました。


2011年当時の防災マップでは
葉ノ木平の住宅街は危険な地域には含まれていなかったそうです。
「なんでこの場所なんだ、どうして葉ノ木平が…」と
自治会長さんが何度もおっしゃっていたことが
とても印象に残っています。
被害について何も知らない私たちに
とても丁寧にお話をしてくださった自治会長さんには
感謝しかありません。ありがとうございました。
「東日本大震災と聞くと皆さんどうしても津波や原発事故の被害を想像される。
でも内陸でもこういった痛ましい被害が発生していたことを知ってほしい。
そして若い人たちに伝えていってほしい」と最後におっしゃっていました。
今回、現場に足を運んだ私たちは
この被害のことを忘れないし、
しっかり伝えていきたいと思います。
このブログを読んで被害のことを知ってくださった方も
葉ノ木平のことを忘れないでほしいと思います。
(山名真璃)