本と出合う

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『ゼロからの資本論』

斎藤幸平(NHK出版, 2023) さっそく読みました。 雪で遅延した電車のなかで読み終えました。 示唆に富んでいますね。良著だと感じました。 学生のみなさんにも、いちど読んでほしいと思いました。  P.21...
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『ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』

箱田 徹・著(講談社, 2022) 司牧権力の示唆が、あらためて重要。 群れ全体の安全を考慮しながら、個々の状態に配視する。 ホモ・エコノミクスを「ひとり企業家」と読み替えたあたりも チェックを入れました。資本主義...
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『シン・危機管理 企業が“想定外”の時代を生き抜くには!?』

根来 諭(みらいパブリッシング, 2023) 献本いただきましたので、さっそく拝読しました。 本書は3部構成になっていますが、 その最終盤、「第3部 危機管理の未来」が真骨頂なんですね。 DXやAIのくだりだけで、...
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『ウクライナ戦争』

小泉 悠(筑摩書房, 2022) おそらく学生の諸君は、この本を読んだときに、 ネットニュース追いかけているかぎり、こんなことはおおよそ「知っている」。 専門家でさえも、これくらいのことしか言えないのか。 という嘆...
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『13歳からのサイエンス 理系の時代に必要な力をどうつけるか』

緑 慎也(ポプラ社, 2022) とてもわくわくしながら拝読しました。 どうして落ち葉は裏向きに落ちているのか? ピザの定理は、正N角形でも成り立つことを数学的に証明できるか? 蚊に刺されやすい人とそうでない人の違...
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『福島がそこにある』

ロシナンテ社・編著(解放出版社, 2022) 書店にいたとき、タイトルが目に飛び込んできて、 思わず手にとり、購入して、拝読しました。 反原発運動に、障害者差別のフィーリングがまぎれこんでいるのではないか、 とい...
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『ざっくりわかる 8コマ哲学』

小川仁志・著(朝日新聞出版, 2022) ときおりこのような本を手にして、ざっくり目を通してしまいます。 ひとつひとつの思想に関しては、 もちろん読者の側が慎重に見極めていく必要がありますが 自分なりの「見取図」を...
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『隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること』

安田菜津紀(岩波書店, 2022) この領域に関して、自分自身はノーエフォートなのですが、 繰り返される問題(不条理)に対応できていないことに 危惧の念をいだいています。 票にはつながらないのでしょうけれども ...
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『培養肉とは何か?』

竹内晶治・日比野愛子(岩波書店, 2022) 岩波ブックレットNo.1072 培養肉に興味があって読んだわけではありませんでして、 人々は培養肉に興味があるのかどうかに興味があって、読みました。 この著作の後半のパートで...
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『最後の講義 これからの時代を生きるあなたへ』

上野千鶴子 (主婦の友社, 2022) 番組を見逃していたので、いちど読んでみたいと思っていました。 上野先生の思索の系譜が、すとんと腑に落ちました。 「安心して弱者になれる社会をつくりたい」という この書籍のサブ...
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