本と出合う

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『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』

セシリア・ワトソン 左右社, 2023 過去の著者たちが、この1文字にもこだわりをもって 執筆していることに、力を得ました。 キング牧師の文章などは、秀逸です。
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客観性の落とし穴

村上康彦・著 筑摩書房, 2023 タイムリーな1冊だと思います。 卒論・修論を書いている学生さんには ぜひ一読をおすすめしたいと思います。 ベンヤミンにふれながら 「極限と平均」に関して示唆...
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「正しさ」の商人 情報災害を広まる風評加害者は誰か

林 智裕・著 徳間書店, 2022 「風評加害者」という視点は、たしかに保持していく必要があると感じました。 対抗報道のありかたを模索していくべきときが到来しています。 しかし同時に、 「報道のあり...
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『未来のための終末論』

(大澤真幸・斎藤幸平 著) 左右社, 2023 コンサマトリーとインストゥルメンタル、 その弁証法的な止揚に関しては、 まずはロジカルに突き抜けておく必要があると思いました。 そのうえで、「現場」でどこまで...
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『訂正可能性の哲学』

東 浩紀・著 (ゲンロン, 2023) あらためて、ルソーの思索を、トータルに位置づけなおすことが出来ました。 くわえて、ローティを再読しなければと思ったしだいです。
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『社会学の新地平 ― ウェーバーからルーマンへ』

佐藤俊樹 (岩波書店, 2023) ウェーバーを、しっかり「通覧」「再検討」させていただけました。 これは、もっと早く出会っておきたかった1冊です。 また、読みなおしたいと思います。
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『増補新版 はるかのひまわり』

加藤いつか・著 苦楽堂, 2019 研究の都合上、もういちど再読することになりました。 たくさんの愛にあふれた著作ですが、 今回は、ほんのささやかなエピソードに 「しるし」を付けておきました。 p14...
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めくるめく数学 

サブタイトルは、 「女性数学者たちが物語るうるわしい数学の物語」です。 嶽村智子・大山口菜都美・酒井祐貴子 明日香出版社, 2023 おもしろかったです。 「素数」(prime numbers)に関しては、...
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『日本宗教のクセ』

内田樹・釈徹宗 ミシマ社, 2023 示唆に富む1冊でした。 定義にしばられて、「議論をするまえに議論を終わらせよう」とする勢力。 なるほどな、あちこち見受けられるな、と、あらためて感じ入ったしだいです。 ...
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『共感革命 社交する人類の進化と未来』

山極壽一・著 (河出書房新社, 2023) 共感する力が人類の発展を促進させたという視点に、まさに共感しました。 学術書ではないので、いくつかの論点に関しては根拠があいまいで疑問符を付さざるをえませんが、 (たと...
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