本と出合う

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『孤独と居場所の社会学』

なんでもない“わたし”で生きるには 阿比留久美 大和書房, 2022 関連する知見が詰まっていて、参考になります。 最終章で説明される普遍化・制度化(一般化・標準化)の陥穽は とても重要です。 ここがゴール...
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『風景をつくるごはん』

都市と農村の真に幸せな関係とは 真田純子・著 2023, 農文協 保存・保全というコンセプトを 深堀してくれる良著です。 いまであれば、やはり「能登丼」ですね。 気候が変動するなかで、伝統的な作物が育たずに...
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『家族の幸せ』の経済学

データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 山口慎太郎・著 光文社, 2019 ようやく読めました(しばらくツンドク状態でした)。 データの読み解き方の鍛錬に、ぜひ学生さんに読んでほしい1冊です。
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『ともに生きやすい社会って?』

孫 美幸・著 解放出版社, 2022 いろいろと共感するところがありました。 石垣島の白保、とても懐かしいです。 大学生のころ、白保小学校のあたりをぶらぶら散策していたのでした。 津波石のことを、もう少し調...
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『甦る「資本論」 若者よ、マルクスを読もう 最終巻』

内田 樹・石川康宏 かもがわ出版, 2023 マルキストではなく、マルクシアンとして、という御著書。 個人は、社会の「諸関係によってつくられた被造物」、 というマルクスの慧眼は、社会学的にみれば基本中の基本。 ...
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『高学歴発達障害』

姫野 桂・著 (筑摩書房, 2023) マルチアングルでエピソードが掲載されているので とても参考になりました。 「障がい者同士」・「当事者同士」という言葉にも おそらく不可視化されたボーダーが潜んでいるよ...
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『高学歴難民』

阿部恭子・著 講談社, 2023 エピソード満載(エピソード集)ですね。 とにかく、個々の人生は長いサバイバルでもあり、 短視眼的に評価しないほうがよい、ということは言えると思います。 むこうから予...
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権威主義の誘惑 民主政治の黄昏

アン・アプルボーム 著 (白水社, 2021) ポーランド、ハンガリー、スペイン、アメリカ、イギリス…。 エリーティズム/に対する嫌悪感が、もしくはある種のルサンチマンが 民主制にとどめを刺そうとしている、その構...
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マルクス・ガブリエル 日本社会への問い 欲望の時代を哲学するⅢ

丸山俊一+NHK「欲望の時代の哲学」制作班 「ネステッド・クライシス」、慧眼ですね。 ウルリッヒ・ベックの「リスクの社会化・個人化」を 別のアングルから言い当てていると思います。 本作からも、いろい...
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『パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択』

エマニュエル・トッド 朝日新聞出版, 2021 トランプ政権に対する評価、 中国の習近平体制、EUにおけるドイツの位置づけなど これまでと同じように、きわめてシャープなアングルから 見解を述べられている。 ...
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