本と出合う

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『高学歴難民』

阿部恭子・著 講談社, 2023 エピソード満載(エピソード集)ですね。 とにかく、個々の人生は長いサバイバルでもあり、 短視眼的に評価しないほうがよい、ということは言えると思います。 むこうから予...
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権威主義の誘惑 民主政治の黄昏

アン・アプルボーム 著 (白水社, 2021) ポーランド、ハンガリー、スペイン、アメリカ、イギリス…。 エリーティズム/に対する嫌悪感が、もしくはある種のルサンチマンが 民主制にとどめを刺そうとしている、その構...
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マルクス・ガブリエル 日本社会への問い 欲望の時代を哲学するⅢ

丸山俊一+NHK「欲望の時代の哲学」制作班 「ネステッド・クライシス」、慧眼ですね。 ウルリッヒ・ベックの「リスクの社会化・個人化」を 別のアングルから言い当てていると思います。 本作からも、いろい...
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『パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択』

エマニュエル・トッド 朝日新聞出版, 2021 トランプ政権に対する評価、 中国の習近平体制、EUにおけるドイツの位置づけなど これまでと同じように、きわめてシャープなアングルから 見解を述べられている。 ...
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『50歳からの学び直し入門』

週刊東洋経済編集部・編, インターナショナル, 2023 たまには、このようなハウツー本からも情報を仕入れてみましょう。 宗教学と物理学、それぞれにチェックを入れました。
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『人類滅亡 2つのシナリオ AIと遺伝子操作が悪用された未来』

小川和也・著 朝日新聞出発, 2023 AIがはじきだす地球政策がどのようなものになるか、 奇しくも小川氏とわたしの結論は一致していました。  → 『コロナ禍と社会情報 インフォデミックの考現学』 ...
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『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』

山田敏弘・著 文藝春秋, 2022 国際情勢と情報戦に関する動向(およびその見立て)は ウォッチし続けていく必要があります。 もちろん、日本の文脈・視点からみるだけでは不十分です。 2024年は、さ...
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『ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと』

森 達也・望月衣塑子 著 (集英社, 2021) 拝読しました。 ファクトとフェイクの線引きにおける「グラデーション」に関しては まったく同感です。 わたしは結局、「空気」(social reali...
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『新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出』

大澤真幸・著 NHK出版, 2021 ちょっと手にとるのが遅れました。 「未来のための終末論」にて、おおよその論点はおさえておりました。 大澤先生はいろいろな理路を通じて 資本主義を内破していくこと...
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『訂正する力』

東 浩紀・著 朝日新聞出版, 2023 「訂正する力」のコンセプトは、とても良いと思いました。 そして、関係性のうちに、という理解・洞察をベースに組みあげるとするならば、 わたしが提唱している「まなびあい」のコン...
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